光学膜の終点を精度良く検出します。
終点検出器 説明
◆画面遷移
電源投入直後は「初期画面」です。
「青色矢印」で示されるボタンで各画面に行きます。
◆「計測」画面
◆設定画面
- 条件は50パターン設定できます。
- ピーク数の設定が0 のときの終点算出値は「Start 光量」±「ディレイ(ABS)」です。
- 不検出は、Start 直後にピークを検出させない時間を設定します。Start 直後の光量が逆ブレするなど、Start 直後の光量変化が不安定な時に使用します。
- A/D 平均回数: 移動平均の回数を設定します。光量信号がノイジーな時、値を大きくしてください。
ただし、値が大きいほど応答が遅くなります。設定の目安は200~800 程度と思われます。 - ピーク判定数: ピークを検出する時の感度を設定します。数値が大きいほどピーク誤検知が減少しますが、ピークを検出するまでの時間が長くなります。設定の目安は10~50 程度と思われます。
- ブザーあり/なし: 終点検出時にブザーを鳴らす時間を設定できます。0~300sec(0 は連続)。
- 手動操作の許可/禁止: 「計測」画面のStart,Stop ボタン操作の許可/禁止を設定します。
- I/O、アナログ入出力モニタ、Beep 出力テスト。
- 出力選択:アナログ出力の信号を選択します。
「モニタ」:光量入力信号
「ダミー7波形」:疑似sin 波 - 「ダミー波形設定」でダミー波形の振幅、中心位置、周期を設定します。
- 入力ディレイは、I/O 入力信号にディレイタイムを設定します。
例えば01 を設定した場合、0.1 秒以上On またはOff が持続したとき、On またはOff 信号と認識します。
初期値はOn/Off 共に01 です。ノイズが原因で誤動作するときに値を大きくしてください。 - ADスケールオーバー無視は、アナログ入力信号の入力上限(ケールオーバー)エラーを無視する時間を設定します。
ケールオーバーエラーが設定した時間を超えた時、AD ユニット異常としてエラー信号を出力します。初期値は60 です。
◆終点検出が設定可能な光量変化のパターン
(例示はStart後に増加するパターンのみですが、減少する場合も同様です。)
◆エラー詳細
- 強制Stop: 計測中にI/O Stop 入力かStop ボタンを押した時に異常とします。
異常解除は、リセットボタン、Start 入力、I/O DataStrobe 信号の入力のいずれかで解除できます。 - ピーク数異常: 条件設定のピーク数より多くピークを検出したときに異常とします。
終点算出値に到達する前にピークが来たとき、光量が異常にふらついた時などが想定されます。
異常解除は、リセットボタン、Start 入力、I/O DataStrobe 信号の入力のいずれかで解除できます。 - 終点算出異常: 終点算出値が100%以上もしくは0%以下の時に異常とします。
条件設定P=0 か1 の時に発生する可能性があります。
異常解除は、リセットボタン、Start 入力、I/O DataStrobe 信号の入力のいずれかで解除できます。 - CPU 異常: シーケンサの演算エラー、ハード異常を検出した時に異常とします。
右端の数字はエラーコードです。
電源のOFF⇒ON で異常解除できない場合、エラーコードを弊社までご連絡下さい。 - AD ユニット異常: AD ユニットで異常を検出した時に異常とします。
右端にエラーコード、下段にエラーメッセージを表示します。
ハードエラー、通信エラー以外のエラーはリセットボタンで解除できます。
もし、リセットボタン、もしくは電源OFF⇒ON で異常解除できない場合、エラーコードとエラーメッセージを弊社までご連絡下さい。