磁性流体シールは、高速回転しながら気体、蒸気、ミストなどを完全に遮断します。
磁気回路は磁石、ポールピース及び回転軸で構成されています。ポールピースと回転軸との隙間に磁性流体を注入し、流体Oリングが形成されます。1段のシールの耐圧は約0.2Kg/cm2になります。通常10~20段が設計されます。
磁性流体シールは磁性流体の特性を利用し、磁石により磁性流体を回転軸の周りに固定します。軸が高速回転しても摩擦を生じません。摩擦部分がないので、シールの寿命が非常に長くなります。正圧でも負圧でも使用できます。